最近勢いのあるAppleや、Microsoft。
どちらもパソコンのオペレーティングシステムを作っており、携帯電話、クラウドサービスなどを提供している。

さらに、最近はゲーム業界に参入し、Appleは新しいプラットホームとして iPhone、iPad を、Microsoft は Xbox360 を展開し海外でのシェアを獲得。

かつてパソコンを作っていた企業のゲーム業界参入。Wii を見れば分かる通り、システムやインターフェイスでは、任天堂の数十歩先を行っている。さらに、MobileMe(Apple)やWindowsLive(Microsoft)などのクラウドサービスを展開、パソコン、携帯電話、ゲーム機(Xbox360)等との同期を可能にしている。

そして、携帯電話に大きな時代の潮流が来ている。
iPhone に関しては、日本のいわゆる“ガラケー”のJavaアプリとは全く次元の違うハイスペックなゲームが出来るし、WindowsMobile7 は XboxLive と接続可能。次期iPhone、WindowsMobile7 はHDだという噂がある。

iPad は1週間で50万台、供給が追いつかずに米国以外での販売が1か月延びた。さらに、iPad専用のアプリケーションのうちその35%がゲーム、iPhone用のアプリケーションでは40%がゲームという統計が出ている。
セガ、ハドソン、スクウェア・エニックス等の大手ゲームメーカーも iPhone でのゲーム配信に積極的。もはやゲーム機と携帯電話(スマートフォン)の垣根はなくなってきている。

任天堂はどうか?
やっとオンラインでのゲーム販売を開始し、オンデマンドでの映像配信を開始したところ。クラウドサービスは影も形もない。特にオンラインサービスに関しては、現時点でかなり出遅れてしまっている。
日本のチープなJavaアプリのゲームを見て、まだまだゲーム機と張りあえない棲み分け出来るレベルだと思っていたところに、黒船来襲で状況が変わってきた。

任天堂のゲーム機は、Apple や Microsoft の様に、パソコンとの連携なんて当然出来ないし、かといって Wii が母艦になって DS と連携すると言う要素がほとんどない。
連携出来るにも関わらず、ゲームハブとして Wii を定義していない。個々のゲーム機として定義しているため、せっかくのシェアを活かしきれていない。一家に1台のWiiと各個人にDSという構図が出来ているのに、本当にもったいない。

現時点のゲーム機でのシェアは世界一かも知れないけど、もしかしたら潮が引くように一気にどこかに行ってしまうかも知れない…

ソース:iPad専用アプリケーションの3分の1はゲームアプリ

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